昨日の米国経済指標結果。
内容 | 予想 | 結果 |
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第3四半期米経常収支 | -1790億$ | -1741億$ |
昨日のドル円は火曜日に引き続き上値は重く、東京市場では本邦株式市場の軟調な展開も然ることながら、要人発言に一喜一憂で88円20銭台まで下落した後88円90銭まで反発します。
しかしロンドン市場では再び下落開始、欧州通貨でのドル売りが強まった事もあって88円10銭台まで安値を更新してきますが下げ渋りNY市場へ…。
NY市場もドル売りの流れは止まらず、米国債利回りの低下等をキッカケにドル売りが加速し88円割れの87円10銭台まで下落します。
しかし米国株式市場の回復に連れて、88円台に戻す場面も見られましたが、結局終値は前日比1円80銭程度円高、水曜日の安値圏でもある87円20銭台で取引を終えました。
クロス円、転換か?もう一押しか!?⇒為替ブログランキングをチェック!で、東京市場での中川財務金融相の発言、
「介入については今のところ全く考えていない」⇒ドル円88円20銭台まで下落。
その後、「政府として為替の急激な変動含めて必要な対応をとる」⇒ドル円88円90銭台まで上昇。
一体何がしたいのか分かりません…介入はしないけど、他の手段で何とかするって事でしょうか?
しかしこの円高と世界的な不景気で、日本の輸出企業は大きな被害を被っているのも事実で、発言するだけでなく早く行動に移して欲しいものです。
しかし単独介入となると効果が薄いのも事実で、ニュージーランドやオーストラリアも以前介入を実施しましたが、流れを変える事はできませんでした。
そして介入を止めてから、しばらくして反転という皮肉な結果となりました。
ブロガーの本日の方針は、買いか?売りか?⇒為替ブログ村をチェック!それにしてもドル円の下落の流れが止まりません…昨日までで今週はずっと下落、そして再び年初来安値を更新となりました
他通貨でのドル売りに比べれば、ドル円の下落は大した事はない印象で、ドルは売られているものの円も売られているような感じですね。
ついこの間までは金融不安等で騒いでいたのが、いつのまにか米国経済に焦点があてられるようになったみたいですね。
しかし今までの相場が異常だったというだけで、これが相場の本来の姿だと思います…悲惨な経済状況の米国、そしてその国の通貨であるドルを買えますか?
ファンダメンタルばかりを見ると、ドルは買えない状況であることは間違いないのですが、テクニカルに視点を移せば昨日の87円10銭までの下落で、下落目処(87円後半あたり)を完全に達成してきました。
下落目処達成した事でエネルギーを使い果たした状態であり、これ以上の下落にはもう一度エネルギーを蓄え直す必要があると思います。
FXに関する口コミ その他FX情報そうなると週後半、そして年末に向けて流れが変わってくる事も充分に考えられます。
上値が重い事は間違いないとは思いますが、短期限定で底値近辺で拾ってみるのも面白そうですね。
本日の米国経済指標。
時刻 | 内容 | 予想 |
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22:30 | 新規失業保険申請件数 | 55.5万件 |
24:00 | 12月フィラデルフィア連銀景況指数 | -40.5 |
11月景気先行指数[前月比] | -0.4% |
今日は新規失業保険申請件数・12月フィラデルフィア連銀景況指数と材料としては微妙な感じで反応は一時的なものとなりそうですね。
今日もNY市場で大きく動きそうですが、再び安値更新となっても、下落の余地はわずかだと思います。
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